48歳の独女が、迷走の日々を綴っています。

アラフィフ派遣社員…日商簿記2級を受けてみた結果

資格・学び
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どうもハイ子です。

つい2日前に日商簿記2級をネット受検してきました。(ちなみに初学者で3級を5月に取得済)

今日はその様子と結果についてしたためたいと思います。

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試験の概要

結果の前にサクッと概要です。(興味ない方は飛ばしてください)

簿記2級は100点満点中、70点が合格ラインです。

出題範囲と配点ですが、商業簿記で60点、工業簿記で40点です。

各分野の最低得点は決まっていないので、例えば工業で満点の40点、商業で50%の30点でも合格。

工業で10点、商業で60点(満点)でも合格です。

さて、ネット試験と聞くと自宅で受けられるのかな…と思いがちですが、会場に行かなければなりません。

パソコンで解答する形式で、筆記タイプではないということです。

このネット試験ですが、受験日の3日前まで変更が無料できます。(キャンセルは、手数料が発生します)

実は8月のお盆明けに受験しようと目論んでいましたが、変更しまくって10月13日になりました。

たぶん3回ぐらい変更と言う名の先延ばしをしてしまいました。

このあたり、学習計画のあやうさを感じますね。

つづきましてネット試験の具体的な話です。

一人一台デスクトップ型パソコンがあてがわれ、パソコンのキーボードで数字を打ち込んだりプルダウンから文言を選択して回答するタイプの試験です。

会場に持ち込める私物は電卓のみ。

高機能なものはダメなので、規格が決まっています。

だいたい家にある簡素な電卓ならOKだと思います。

受付時にあらかじめ規格を満たしているかや、裏側に付箋など貼っていないかをチェックされました。

ちなみに2023年10月現在も当日の持ち物としてマスクがあげられていました。

また本人確認書類(クリックで日商簿記検定本人確認書類のページに飛びます)を提示の上、こちらも試験会場の机上に置く必要があります。

どうしても計算結果などをメモにしたためる必要があるのですが、まっさらなA4のメモ紙3枚とボールペン2本が貸し出されます。

私が受けた会場は、ほぼ朝から晩まで30分刻みでテストが受けられるようで、途中で入退室する受験生がいますが、デスクは衝立で仕切られており、お互いのモニターは見えません。

さらに私の両サイドは人が座っていなかったので人の出入りは気になりませんでした。

電卓の音も密な状態なら気になるのかもしれませんが、金曜の17時過ぎに会場入りしたので、最初の1時間ほど私の他に受験生は1人でした。

週末や平日19時台以降だと事情は違うかもしれません。

簿記2級の試験時間ですが90分です。

あらかじめ指定されたID/PW(受付時に渡されます)をパソコンに打ち込み、試験開始ボタンを押すと90分のカウントが始まります。

試験監督が「試験開始!」などと号令をかけることはありません。

90分経過すると、テスト画面が強制終了する仕組みです。

ちなみに私の受けた会場には試験監督を呼ぶボタンが机上にあり、なにか不都合や不明点があった際はボタンを押して呼び出すことが可能でした。

そして試験結果ですが試験終了後にパソコン画面に表示されるので、その場ですぐにわかります。

ものの3秒ぐらいで結果が表示された気がします。

結果が表示されたら、パソコンの印刷ボタンを押します。

結果は受付の印刷機から出力されるようで、試験結果を受付で受け取っておしまい…という流れです。(私はここでどのプリンターから印刷されるのかわからず、監督を呼びました)

ちなみに試験問題は持ち帰ることができません。(パソコン画面なので当然ですが)

さらにはA4のメモ書きも受付に返却しなければなりません。

あとで見直しができないのがちょっとすっきりしないですね。

そんなこんなで、無事試験を受けることができました。

試験結果

試験結果は既出のとおり、試験を終えてすぐにわかります。

モニターにこのような画像がどーんと出てくるのです。(画像の上半分は無視してください)

緊張の一瞬ですね。

花金に1人、合格の宴を密かに開いている人の図。

商業簿記60点満点中42点、工業簿記は40点満点でした。

商業簿記の第1問は仕訳問題なのですが、配点20点中8点というひどい始末です。

はじめて見る問題もあり、かなりキョドりました。

第2問は配点20点の連結会計、第3問は同じく配点20点の財務諸表の作成に関する問題でした。

2問と3問は知識の定着が怪しげな分野でしたが、まずまずの得点だと思います。

工業は第1問が仕訳問題と等級別総合原価計算で配点20点、第2問は原価差異分析で同じく配点20点でした。

第2問の原価差異ですが、王道のシュラッター図を書いて解こうとしたところ、どうやらそうでもなく…。

問題の本質というか、理解していないと解けない問題だったような気がします。

個人的にはかなり勉強したので、シュラッター図を使う問題を解いてみたかった。

でも工業簿記で満点を取れたのは嬉しい結果です。

感想と反省点

私は3級を5月に受験しました。

あらかたネット試験の概要は把握していたため、それほど緊張せずに受けることができました。

最近は猛烈に老眼が進行しているのですが、文字のフォントも問題なく、画面も明るいので筆記よりネット受検の方が良い気がしました。

筆記試験は受けたことがないのでフラットな比較はできないものの、普段仕事でパソコンを普通に使っている人であれば全く問題無いと思います。

ここからは、こうだったら良かったかも…という反省点です。

簿記2級は既出のとおり商業簿記で60点、工業簿記で40点、足して100点満点という配分です。

私は今年の5月半ばに3級を取得しました。

その後2級取得を思い立ち、3か月ぐらい勉強して8月末受験を計画していました。

まだまだ3級の知識のあるうちに5月に工業簿記から始めたのですが、7月上旬に工業簿記を学習し終えたらサボる気持ちが出てきてしまい、そのまま7月中旬~8月中旬にかけてダラダラと過ごしてしまいました。

まともに商業簿記を始めたのは8月の終わり。

そして商業簿記の難所連結会計は意味不明で難しすぎるという噂(YouTubeのショート動画かな…)を耳にして、心が折れるのを恐れ(てか、ただのサボり癖)参考書終盤にある連結会計のページを開くことを躊躇していました。

とはいえ、連結会計は必ず出題されるとは限りません。

最悪出題されても20点です。

他の分野を完璧にすれば80点取れるので捨ててしまっても良いかもしれない…実際そういう判断をする方もいます。

そうしようかな…とも思ったのですが、せっかく時間もあるのだから、試しに勉強してみようか…と連結会計に恐る恐る着手しました。

散々ビビり倒していたからでしょうか…思ったより難しくなかったのです。

小手先の勉強なので、爪は甘いかもしれませんが、とりあえずやってみるのも手だと思います。

そして話が逸れましたが、そんなこんなで商業簿記を8月に学習しはじめ、一通り終えたのが9月終わり。

気が付けば工業簿記を勉強し終えてから、2カ月以上が経過していました。

まんまと工業簿記の記憶が薄れていました。

そこから実践問題(主にネットに出回っているフリー模試)に着手したのですが、工業簿記の問題で「初見なんですけど…?」という感覚にとらわれ、愕然としました。

しかし、しばらくすると記憶がよみがえってきたので、直前で問題を解きまくっておいて良かったです。

ざっくりですが、私の学習スケジュールは下記のような感じでした。☟☟

学習月  学習内容
5月5月27日から工業簿記学習開始
テキスト読み込み&併設の問題を各章ごとに解く⇒1周
6月8月上旬1周目の続き、
中旬以降、テキスト2周目の読み込み
2周目が終わった時点で、テキストの問題だけを最初から解く
参考書についてきた「チェックテスト」を2回解く
7月無料模試(ネットのフリー模試)を探して満点が取れるまで解く
⇒工業簿記、なんとなく学び終えた感
中旬ごろからサボり始める
8月お盆ぐらいまで本腰を入れられず…
お盆明けから商業簿記のテキストをまともに開く
テキスト1周目(ただし仕訳分野のみ、決算&連結会計はやらず)
&併設の問題を解く
9月テキスト1周目終える
テキスト2周目(引き続き併設の問題を解きながら)
9月中旬、ここでやっと決算、連結会計を勉強する
ここで仕訳が完璧ではないと思ったので、下旬は仕訳を含めたテキスト3周目
10月10月1週目、テキスト併設の問題=決算&連結会計をメインで解く
10月2週目(試験の週)は工業簿記テキスト併設の問題をすべて解く、ネットのフリー模試に挑戦(3回ぐらい別の模試に手を出し、完璧になるまでやりこまず…)
10/13試験当日、お疲れ様でした。

サボっている期間がありましたが、一応図書館には通っていたので果たして何をしていたのか…。

このサボり期間に商業簿記に本腰をいれて学習していれば、工業簿記の記憶が曖昧になることなく、試験も9月には受けられただろうな…と考えています。

簿記3級に挑戦した時も途中で呆けてしまったし、なんなら昨年受けた宅建も夏場はさぼってしまったので…とことん夏に弱いのかもしれません。

以上が学習スケジュールの反省点です。

次に学習場所ですが、主に週末の図書館で勉強していました。

10月の試験直前は会社帰りにも図書館に寄って2時間ほど勉強していました。

そしてばれたらヤバいですが、会社でも就業中に勉強していました。(夏場は閑散期でやることがない…)

家では誘惑が多く、ほぼ勉強していません…。

トータルの勉強時間ですが、200~220時間ほどだと思います。

まとまって学習するのが週末なので、平日は90分程度会社で勉強し、夏場サボってしまったのを勘案すると上記の時間に落ち着きます。

そして、細かい話をしますと「電卓」は大事だと思います。

私は最初ダイソーの電卓を購入したのですが、使いにくいし音もうるさいので、結局CASIOのちゃんとした電卓を使うことにしました。

しかしこれも静かな図書館ではそこそこ音がするので、静音設計の電卓にすればよかったなと思いました。

自宅学習メインならば問題ないと思うんですけどね。

ちなみに簿記検定推奨ページがありました☟☟やっぱりCASIOは盤石のようです。

【カシオ】簿記試験で使えるおすすめの電卓5選!選び方のポイントも - 簿記・経理のコラム
簿記試験や経理の仕事にも欠かせないカシオの電卓。カシオ計算機という社名だけあって、実にさまざまな種類の電卓が出ています。「種類が多すぎて選べない」「簿記に適した電卓が知りたい」人に向けて、簿記試験でおすすめの電卓をご紹介します。



そして最後にテキスト関連。

私は今回問題集の類は買いませんでした。

それよりもテキストで知識を付けたほうが応用が利くかな…と個人的には思います。

私が使っていたテキストはこちらです。

3級は「みんなが欲しかったシリーズ」にしたのですが、2級は「スッキリわかるシリーズ」にしました。

どうせなら同じ仕様が良いと思うので、3級も「スッキリわかるシリーズ」を買っておけば良かったなと思いました。

人それぞれ合う合わないがあると思いますが、個人的にはスッキリわかるシリーズの方が私にはしっくりきました。

参考になれば幸いです。

おしまい

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