アラフィフ独女の七五三…アルプスの少女とハイハイ、迷走・思い込みの強さはこの時から…。

こんにちは、今日は就業調整という名のお休みだったので、久しぶりに遠出しました。
と言っても電車に乗って30分程度の場所です。
が、しっかり越境しております。
場所は「大宮　氷川神社」です。
独女友達と訪れました。
この時期はちょうど「七五三」詣で、それらしき家族が数組写真を撮っておりました。
少し前は自分もあんな感じで家族を築くのかなと思ったりもしましたが、今となっては目を細めるばかりの、完全なる他人事です。来世に賭けよう。

そして、思い出すのは自分の３歳のできごとです。

当時、ハウス食品劇場の「ハイジ」を観ておりました。いまいち意味が分かっていないというか、３歳なのでほぼ記憶はないのですが、「クララ」にどうやら憧れてしまったようです。
どちらかというとビジュアルはハイジなのに、何を勘違いしたのか金髪で病弱な青いドレスを着たクララに傾倒してしまったようです。

そしてハイ子は、当時ザ・昭和な家に住んでおり、昭和な家にあるあるな「鬼のような傾斜の階段」から落下するという事故を起こしました。
と言っても、下から数えて３段目ぐらいでしょうか。
母親が目を離した隙に、よいしょよいしょと自ら階段を上り、そして３段目ぐらいから落っこちたそうです。
自業自得自作自演も甚だしいですが、子供なんてそんなもんですね。
そして、母からすればハイ子が意識を失ったり、逆に泣かなかったらまずいと思ったそうですが、ぎゃんぎゃん泣いたのでこれは大丈夫だと母親の勘で気にしなかったそうです。
しかし一方のハイ子は「私は『クララ』もう歩けません」と、何を思ったかいままでよちよちと歩いていたのが、突然「ハイハイ」に逆もどりしてしまったのです。
ハイ子はあまり記憶にないのですが…。

さすがにこれには母も驚いて、精密検査なども受けさせたそうですが、どこも悪くない…。
どうやらハイ子の「クララ」への憧れがそうさせたみたいです。
困ったもんですね。

一週間ほど「もう歩けない…」とハイハイに徹したハイ子ですが、折しもその時がちょうど七五三の時期でした。
外を着物を着て歩く同世代の子を見て「ハイ子も着たい」と母親に訴えたそうです。
母は「着物着せてあげたいけど、ハイ子はハイハイしているし、着物は歩けるようにならないと難しいよ」と言ったそうです。

するとハイ子はそこですっくと立ちあがり「ハイ子歩けるもん！」と言ってすたすた歩きだしたとか…。

「ハイ子が立った！」とは母がいったかどうかは定かではありませんが、その当時から相当変わった子だったんですね。
我ながら先が思いやられます。