どうも、ハイ子です。
もうそろそろ関東も梅雨入りですね。
ということで(どういうこと)身の上話、私が派遣になった理由(わけ)を超個人的な観点からつらつらと綴ります。
元同僚に会って前職を辞めて良かったとしみじみ思う
私は1年半前まで、某会社に20年以上正社員として勤めておりました。
先日、その元会社の同僚に会いました。
彼女は最近そこを退職したばかりで、お疲れ様会を兼ねてご飯に行ったのです。
コロナ禍で仕事がほぼ無くなったにもかかわらず、売り上げを対前年比100倍にするにはどうしたらいいか考えろだの、会社としてコロナの給付金を貰いながら、その一方で社員に時間外労働を強制するようなブラックな会社でした。
心身共に疲れ果て、逃げるように退職を決めました。
でも、有給は完全消化して辞めました。
会ったときにその元同僚から「ハイ子さんが有給を完全消化して辞めたことを(社長が)いまだにぶつぶつ言っていますよ」と言われました。
え?(耳を疑う)
私が辞めて1年以上経ちますけど…いまだに⁉(耳を疑う)
そもそも有給消化は労働者の権利ですから‼
本当に辞めて良かったと思いました。
思い出す苦行の日々
と同時に、社長が未だに私の事を憎らしく?思っていることに若干の快感を覚えました。
しめしめです。
辞める直前にはただの嫌がらせとしか思えない「新規電話営業200件」を命令されました。
まさに苦行の日々でした。
真面目な私は退職するその日まで、残業してまで電話をかけまくりました。
ちなみに同僚曰く「ハイ子さんがやった電話営業、あの後全く生かされてません」だそうです…。
たぶん本当にただの嫌がらせだったのでしょう…。
しかし私は現在新しい職場で心機一転のんびり働いております。
昔の事は思い出すことすらありません。
しかし一方の社長は、当然ですが傾きかけた会社その渦中にいるのです。
資金繰りなど日々頭を悩ますこともあるでしょう。
どうぞ苦しんでください。
そして驚異的な数字で分割払いとなっている私の退職金を頑張って捻出してください。
くれぐれも踏み倒すことの無いようお願いします。
会社は結局役員のもの
話がだいぶ本題から逸れました。
かつて私をこれほどまでに悩ませた「会社」という組織っていったいなんだという話です。
そして「社員」ってなんだっつう話です。
私が至った答え。
それは「会社は結局役員のもの」です。
つまり使用者のものだということです。
社員=労働者は黙って使用者に従うしかありません。
労働組合があるような大きな企業は別かもしれませんが、私が居た弱小企業は「従う」一択だと思うのです。
労働者が使用者に意見したところで、暖簾に腕押し糠に釘。
こちらのストレスが溜まるだけです。
退職時につくづく思いました。
役員だって永遠ではありません。
雇われ社長であれば交代もあるだろうし、命が尽きれば代替わりします。
そしてその度に会社の方針も二転三転します。
これは私の持論ですが、トップダウンで自分の思い通りに社員を動かそうとする役員に限って、いざ問題が起きると「会社の未来は君たちにかかっているんだ‼」などと、薄っぺらい言葉で愛社精神をくすぐり、問題の責任転嫁をしてくるのです。
私は新卒でその会社に入りました。
20年以上在籍していました。
その間「○○(会社名)のハイ子」として、たくさんの同僚やお客さんと出会い、いろいろな経験をさせてもらいました。
しかし、最後の3年ぐらいでひょっこり現れた海のものとも山のものともわからない役員のせいで、すべてが覆りました。
コロナ禍という如何ともしがたい外因もありましたが、結局のところ退職を決めた理由は役員にあったと思います。
長年お世話になった会社だから…という、漠然とした恩義にとらわれていましたが、役員が変わった時点で、別の会社になったんだと思えば気持ちの切り替えが容易だったのにな…と当時の私に言ってあげたいです。
しばらくは派遣でのんびりしたい
そんなこんなで50歳手前で無職になり失業保険のお世話になりました。
半年ほど前から派遣社員という身分です。
前にそんな経験をしたからこそ、会社という組織にあまり多くを望まなくなりました。
年齢的なものもありますし、立場が派遣社員ということももちろん大きいです。
「派遣社員」…使用者に従ってなんぼを体現しているような働き方です。
いまはそれが心地よい。
愛社精神はそもそも持たなくてオッケー、育むことは求められません。
と恰好の良いことを言っていますが、当初は正社員への足掛かりとして派遣を選びました。
派遣で働くということが不安定であることは重々承知しています。
ただ前職があまりにもヘビーだったので、慣らし期間として派遣を続けたいと思っています。
長期契約なので、あと2年ぐらいはこの感じでいけたらいいな。(切望)
その先に何があるのか…何もない(恐怖)かもしれないけど、その時はその時で、なんとかなるさと日々を前向きに生きてゆこうと思うのです。
正社員をやめるときに葛藤がなかったわけではありません。
就職氷河期世代なので、正社員をやめたらおしまいだ‼と思ったことは幾度もありました。
しかし辞めてみたところで、おしまいにはなりませんでした。
むしろ残業だってきっちりつくし(そもそも残業がないけど)業務内容もはっきりしています。
正社員と言う名のもとに、使用者に搾取されまくっていた前職とは天と地の差です。
これがいま、私が派遣社員に落ち着ている超個人的な理由です。
おしまい
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