どうも、ハイ子です。
現在派遣社員として某企業で商品の受発注業務をしております。
お客様は一般の個人客なので、いわゆる「BtoⅭ」というやつです。
ちなみに前職は法人がお客様の「BtoB」営業だったので、ありえないことなのですが、現在お客様(母娘間)の攻防に巻き込まれそうになっています。
かなり大袈裟な表現ではありますが、ざっくり説明すると「商品をどんどん注文しちゃう認知症の母親」と「その注文を阻止しようとする娘」との板挟みになりつつあるのです。
一緒に働いている同僚の派遣さんは、前職が健康食品の受注業務だったので、この手の話は割とよくあるようです。
当時どう対応していたかというと、注文を受けた振りをして実際には商品を届けなければ済むレベルの問題のようです。
ちなみにうっかり発送してしまうと「こんなもの頼んだ覚えはない‼」と逆切れされるのが関の山だとか…恐ろしい。
なるほど…そういう事か…。
じゃあ、この件もとりあえず商品を送らなければケースクローズって訳ね…。
娘さんから「万が一母がまた注文してきたら私にご一報ください」といわれていたので、娘さんにその旨お伝えし「というわけで、こちらの注文は無かったこととして処理しますので」と言ってさっくり電話を切ろうとしたのですが…。
娘さん「すみません。まだ母には話をつけていないので…私から何も連絡が無ければそのまま出荷してください」
という予想外のレスポンスを貰ってしまいました。
え?出荷しちゃって…いいの?
ちなみに、今後スムーズに話がつけられれば出荷はやっぱりストップするそうです。
が、母子で話がこじれた場合は、引き続きハイ子は注文を受けた振りをし、娘さんに一報いれるという流れを繰り返されなければならないようです。
厄介な…。
幸いお仕事は爆裂に暇なので、このようなイレギュラーな対応ができますが、今後忙しくなってきたらそうもいってられません。
早く話をつけてくれ…。
でも認知症が進んでいる人を相手に、話し合いでどうにかするというのは至難の技です。
症状の度合いにもよりますが、もう「話をつける」というレベルではないのかもしれませんよね。
とはいえ娘さんも離れた場所で暮らしているようですし、認知症の母親を遠隔でお世話しなければならないというのは…なかなか過酷です。
ましてやお母さまも別に好き好んで認知症になっているわけではないので、あまり無碍にもできません。
というわけで、できる限り娘さんの希望に沿った対応をしていこうと思いました。
というのもハイ子自身、独女で高齢母と暮らしている身。
いつこの娘さんのような立場になるかわかりません。
明日は我が身。
情けは人の為ならず。
巡り巡って今こうしていることが、将来の自分を助けることになるかもしれません。
親切心なのか邪な気持ちからなのかなんだかわかりませんが、とにかくちょっとでもお客様の気持ちに寄り添いたいという忘れかけていた営業マインドが蘇ってきた1日でした。(なんのこっちゃ)
そして帰宅後、母とくだらない会話や口喧嘩ができることに感謝だな…と思った1日でもありました。
おしまい
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