こんにちは、ハイ子です。
今日の東京は三日ぶりの秋晴れでございます。
というわけで、八重洲周辺を散策してまいります。
お出かけ前ではありますが、表題の件でちょっと持論を述べたいとおもいます。
昨日12月8日は日米開戦真珠湾攻撃から80年の節目でした。
NHK BSで【昭和の選択スペシャル】と題し、圧倒的な国力差を把握していながらなぜ日本はアメリカと戦争をしたのか、開戦に至る道程を明らかにするという番組が放送されていました。
2時間でしたが見ごたえありました!
残念ながら再放送などの予定はないみたいですね。
NHKオンデマンド(有料)でもまだアップされていないみたいです。
2分の予告動画だけ発見できました(クリックすると飛びます)➡【昭和の選択スペシャル】
内容は長くなるのでばっさり割愛しますが、番組中にコメンテーターの中野信子さん(脳科学者・認知神経科学者)がとても興味深いことを発言されていました。
それについて掘り下げたいと思います。
当時の日本政府は経済用語で【サンクコスト】という言葉がありますが、これに左右されて適正な判断ができなくなってしまった…と(発言ママじゃないです、ハイ子の記憶です…悪しからず)
ハイ子は恥ずかしながら【サンクコスト】という単語自体知りませんでした。
≪サンクコスト…すでに支出され、どのような意思決定をしても回収できない費用のこと。埋没費用。(デジタル大辞泉より抜粋)≫
当時の日本政府は長きにわたる日中戦争において、多大な資金人命を投じており、引き返せない状況になっていました。つまりこの失われた資金人命がサンクコストに当たるということです。
真珠湾に至る前の日米交渉の中でアメリカからの要求を呑むということは、このサンクコストを回収できなくなるという誤判断をしたということでしょう。
そもそもすでに回収できないという冷戦な判断をして、未来を見据えていれば違う選択があったかもしれないですね…。
なんだか、耳が痛いというか、絶賛有給消化中のハイ子の会社もまさに【サンクコスト】にがんじがらめにされて、身動きが取れない状況なのかもしれないです。
離れてみて気が付きました。
すでに回収できない費用を投じているプロジェクトもあれば、この2年近くマーケットが戻っていないのに、ジタバタしていた節があり、その間の人件費や固定費などもサンクコストではないでしょうか…。
もう退職日を待つだけのハイ子が何をいっても「偉そうに…」といわれてしまうだけなのですが…。
中野信子さんの【サンクコスト】のコメントを聞いてからは、日本政府がだんたんとわが社と被って見えてきてしまい、最終的には本土空襲、原爆投下、無条件降伏という最悪のシナリオをたどった日本。
わが社の末路はどうなるんでしょうか…。
それが気になるのは、退職金がほぼ100%分割払いになるので、途中で会社が降伏=倒産やら解散やら…してしまったらアウトだからです。
この【サンクコスト】わが身に置き換えてみてもおもしろいかもしれないです。
例えば全然勉強していないのに高額な参考書を買ってしまったので、受験費用が無駄になるのを承知で試験を受けるというのも、似たような事例じゃないでしょうか…。(宅建?これって宅建?)
サンクコストにならないように来年も同じ参考書を使うつもりです…。(やっぱり宅建)
このケースでは痛い目に遭うのはハイ子本人だけなのでまあいいですが、人を巻き込むケースはちょっとまずいですね。
それにしても夕べの番組は見ごたえがあったので、再放送してほしいなと思うハイ子なのでした。
おしまい
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