どうも、ハイ子です。
コロナの濃厚接触者となり、4日目の夕方を迎えました。
一日経つのなんて、ぼうっとしてうっかり昼寝なんてしようものなら、正直「あ」という間です。
暇だな…やることないな…なんて悩みは、驚くほどに皆無であることに驚きます。
しっかりタスクを決めて動かないと、時間はどんどん過ぎていくばかり。
ということで、午前中はクローゼットの整理をしました。
基本「ぶち込み」型収納術を推奨しているので、カオス一歩手前でした。
その後YouTubeで「棚田行政書士の不動産大学」の動画を見て宅建の勉強をしました。
お昼ご飯を食べ、そしてなんとなく見始めたのが、映画館で観ようと思って見逃してしまった『ちょっと思い出しただけ』です。
アマプラ会員なのですが、プライムビデオで配信されていました。
この手のミニシアター系は、20代後半から30代前半にむさぼるように観ていました。
ちゃんと映画館に足を運んで、です。
なんてアクティブ。
今じゃ考えられません。
ちなみに若者が出演する恋愛とか、こういうキラキラした感じのものは、しばらく観ていませんでした。
ただ、伊藤沙莉ちゃんのファンというか、演技が上手だな(誰目線)と思っていたので、気になったのです。
そして、やっぱり上手かったです。
このなんというか…言い方悪いかもしれないですが「主役級」じゃない感じが、好感持てるんですよね。
主人公の女性のイメージと、伊藤さんのキャラがマッチしていて、絶妙でした。
恋愛映画にありがちな「私の人生、主役はいつだって自分」みたいな、ギラギラしていないところが、心地良かったです。
リアルな話、自分主体で自分本位に自分の意志を貫いて生きていけたら良いのですが、なかなかそうも言っていられません。
むしろ他者の立場になって、他者の利益のために、時には他者に譲って動かなければならない場面の方が多いし、肌にしみついたその「脇役感」は、一朝一夕ではぬぐいきれないものがあります。
なるべく自分目線で物事をとらえようと心がけているけれど、それを意識している時点で「ワレがワレがワレが!」となりきれない、つい譲っている自分がいるわけです。
強いこだわりがないだけ…とも言えますが、それに慣れ切ってしまうと、肝心なときにも譲ってしまうんですよね。
そんなことが続くと、だんだん譲っている自分=それが自分の本意なのかもしれない…と思えてきて、さらにその「脇役人生」に変な開き直りが生まれ、拍車がかかった気がします。
その「主役」じゃない人生でも、たまに自分にスポットライトが当たったりもするんですが、ただそれがやっぱり「脇役」なので、そんなにドラマチックじゃないんですよ。
スポットライトも「光源弱め」みたいな感じなんです。
ちょっと何を言っているのかわからなくなりましたが、映画の中に貫かれた「緩く感覚的な場面の捉え方」が、かつてハイ子が若かりし頃、足しげく通った「ミニシアター系シネマ」の根底に共通して流れている気がします。
『ちょっと思い出しただけ』というタイトルも『ドラマチック』と相反しますが、むしろそのほうがしっくりくるというか、生生しいしドキドキします。
映画の具体的な内容ではなく、その映画が持つ雰囲気に、渋谷や新宿のミニシアターに1人で足を運んだ当時の個人的な記憶が思い出されてきて、だいぶセンチメンタルになりました。
これを書いている時刻も17時の夕暮れ時だし、めちゃくちゃカラスが鳴いていて、黄昏感に追い打ちをかけてきます。
さて、この「緩いけど、リアルな感じ」共感してくれる人いますか?
ミニシアターと一口に言っても、過激なものもあるし、観なければよかった…というトラウマレベルの映画もあったので、何とも言えませんね。
彼氏役の池松さんの演技も、優しくだるい感じが良かったです。
実際、こんな優しい男性いるんでしょうか…。
良かったらチェックしてみてください。☟☟☟
おしまい
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